アラキドン酸は乳児用調整乳にも使える

乳児用調整粉乳というのは、生まれてすぐから離乳期(1才くらい)までの赤ちゃんのためのミルクです。
原料は牛乳ですが、人の母乳に近づけるために各社研究開発しているようです。
実は人の母乳と全く同じ成分のミルクは、今の日本の技術でも作るのが難しいことなのです。
不思議な事に、お母さんのおっぱいから出てくる母乳は毎日配合が変わります。

お母さんが食べたもの、だけでなく、成長に合わせてその時の赤ちゃんに必要な栄養素がちゃんと配合されて出てくるのだそうです。
乳幼児調整粉乳は赤ちゃんが毎日口にするものなので、どんな食品よりも安全でなくてはなりません。
日本の粉ミルクは海外のお母さん達も購入したいというくらい品質と安全性が高いと評判がいいのをご存知でしょうか?大切な赤ちゃんの成長のために安心して与えられるものを探しお母さんの気持は、世界共通ですね。

日本では6社が乳幼児調整粉乳を製造していますが、アラキドン酸を強化したミルクを販売しているのはこのうち2社です。
アラキドン酸強化ではない乳幼児調整粉乳でも、同じ不飽和脂肪酸のDHAを配合している会社が4社あります。
DHAもアラキドン酸と同じような働きをしてくれる、乳幼児に必要な成分と言われています。

アラキドン酸やDHAはどのように働くのでしょう?
脳の神経細胞の生成を促す働き、身体の機能の向上などの働きがあることが分かってきました。
大人の私たちは、普段の食生活で十分なアラキドン酸を摂取、または代謝によって生成することができているのですが、乳児や老人は代謝による生成がうまくできないため、少し補ってあげたほうがいいのだそうです。

生後1才までは体内で作るという代謝機能がうまく働かないので、ミルクに添加してあげる必要があります。
赤ちゃんの脳と身体の成長を促してくれるという働きがあるので、赤ちゃんには大切な成分なのです。
9ヶ月頃から3才くらいまでの離乳期には、フォローアップミルクと呼ばれる調整粉乳が利用されます。
この時期にはやはり脳の発達と身体の機能向上に働きを助けてくれる成分が必要なので、アラキドン酸を強化してあるものが販売されています。