アラキドン酸と乳児の異常行動

アラキドン酸とは悪玉コレステロールを減らしてくれる不飽和脂肪酸のことです。
最近の研究ではそのすばらしい働きに注目が集まっています。
特に注目されているのが、脳の神経細胞の生成を促す働きがあるのではないか、ということです。
乳幼児に通常のミルクを与えるグループとDHAとアラキドン酸を添加したミルクを与えるグループとに分けて発達の違いを比べるという研究がありました。
結果、DHAとアラキドン酸を添加したミルクを与えられたグループの赤ちゃん達の方が神経の発達や身体の機能の発達が上回るという報告がされています。

また、アスペルガー症候群などの障害を持つ人に1日240ミリグラムのアラキドン酸を投与するという研究も行われているようです。
4ヶ月後にはコミュニケーション障害が軽くなったという報告がされています。
つまり、アラキドン酸は、脳や神経の発達、または機能の向上になんらかの働きをしているということが分かっています。

一方で過剰になってしまうとアレルギー症状を促進させてしまうことも分かってきました。
微生物を使って生産できるようになったので、サプリメントとしても手に入りやすくなりました。
アラキドン酸はリノール酸http://www.mp34store.com/という植物油に多く含まれている成分から、体内で作る事もできます。

ただ、生後1才までは体内で作るという代謝機能がうまく働かないので、食事(赤ちゃんなので主にミルクですね)でとる必要があります。
赤ちゃんの脳と身体の成長を促してくれるという働きがあるので、赤ちゃんには必要な成分なのです。
母乳で育つ赤ちゃんの場合は、お母さんが食べた食事が母乳を通して赤ちゃんに届けられるのでアラキドン酸は十分補給されると考えられます。

アメリカなどの欧米諸国では赤ちゃん用の調整乳に添加されていましたが、日本でも添加されるようになってきました。
粉ミルクのパッケージをよく見ると、「アラキドン酸(ARA)強化」と書いてあるものがそれです。
1〜3才ごろまで、牛乳や離乳食では摂りにくい成分なので、「アラキドン酸(ARA)強化」の粉ミルクを選んであげるお母さんが増えることでしょう。