アロマセラピーとアラキドン酸

アラキドン酸とは不飽和脂肪酸の中でもn-6系の多価不飽和脂肪酸に分類されています。
リノール酸とリノレン酸から体内で生成する事もできますが、乳幼児と老人では代謝機能がうまく働かないので不足しがちな成分といわれています。
身体の各所の細胞壁などに存在しています。
免疫機能の調整・血圧の調整・様々な症状の予防と改善といった働きが期待されており、サプリメントとしても販売されています。
乳幼児においては、脳や神経の発達・身体機能の発達に必要な栄養成分だと考えられています。
1才くらいまで体内で生成することができないので、DHAやEPAと共に乳幼児調整粉乳に添加されています。

また、年齢とともに記憶力や学習能力が衰えてきますが、アラキドン酸を摂取する事でこれらの機能が向上するという研究結果が報告されており、アルツハイマー型痴呆症の予防につながるのではないかという研究もなされています。
近年では脳内でのアラキドン酸の働きについて注目されており、様々な研究結果が発表されています。
なかでも、「憂鬱」「落ち込み」といったうつ症状の緩和にも効果があるということが確認されています。
これは大きな発見でした。

アラキドン酸は脳内で記憶を司る海馬という領域に多く存在しています。
アルツハイマー型痴呆症の人やうつ症状の人は、この領域のアラキドン酸の量が少なくなっているのだそうです。
アラキドン酸を十分補う事で脳の認知機能だけでなく、脳の機能そのものが向上したのではないかと考えられています。

同じように、アスペルガー症候群といわれる自閉症の症状がある人にもアラキドン酸を十分補うという治療を行った結果、他人とのコミュニケーション能力が向上したという報告もあります。
気分がすぐれない時、ストレスが大きくて疲れてしまった時、アラキドン酸が足りなくなっているかもしれません。
アロマテラピーなどでリラックスできる環境をつくって、アラキドン酸たっぷりの食事をゆっくり摂ってみましょう。
気持が明るくなり、すっきりとなることでしょう。